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琉球ガラスの原料



一般的にガラスには、ソーダ石灰ガラス、カリ石灰ガラス(ボヘミアガラス)、鉛ガラス(クリスタルガラス)などがあり、琉球ガラスは、「珪石(珪砂)」「ソーダ灰」「石灰」を主原料とするソーダ石灰ガラスです。



再生ガラスをガラス素地として使用する場合は、コーラ、ビール、ウイスキーなどの瓶を5cm以下ぐらいに割って、溶融壺で再溶融します。




・珪石(珪砂)
地球上の土・砂・岩石の主成分である珪石。
この珪石が細かくなったものを珪砂といいます。
・石灰
珪砂とソーダ灰を混ぜただけでは、やわらかすぎて水にも溶けやすいので、石灰を加えて固く丈夫なガラスにします。
・ソーダ灰
珪砂を溶かすには2000度以上の高温が必要になるため、ソーダ灰を加えて溶ける温度を下げます。

新ガラス素地の原料配合は、珪砂、ソーダ灰、石灰を主原料とするソーダ石灰ガラスで、溶融窯の猫壺に原料を入れ、約1300度で焚き上げてガラスの素地とします。

近年では、多種多様な加飾技法やガラス素地が開発されており、斑紋溶着ガラス、金および銀箔溶着ガラス、泡ガラなどがあります。












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