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三線



現在、日本のミュージックシーンには欠かせない存在となった、沖縄ミュージック。その沖縄のアーティストの多くが、今も好んで愛用している楽器、「三線(サンシン)」。


青い海、独特な沖縄料理、色とりどりの琉装など"沖縄"と聞くと色々なものをイメージしますが、「沖縄音楽」と聞くと思い浮かぶのは三線の独特な音色ではありませんか?

三線は小さく、華奢なネックの弦楽器です。
弾き方も独特で、水牛の角で作られたバチを指にはめて弾きます。ニシキヘビの皮が張られた胴からは柔らかな音色が響き渡り、聞く人を魅了します。

三線は元々、宮廷の中でだけ演奏され、一般の民衆には伝わっていませんでした。
しかし、明治になり琉球王朝が廃止になって以後、三線は大衆芸能として様々な催しで演奏され、一般の民衆に広く伝わったのです。
宴や祭り、または結婚式などの祝いの席などで演奏されるようになった三線は、やがて『沖縄』を代表する楽器とまでになりました。


三線の三本の弦(ちる)には様々な意味があると言われています。

三本の弦(ちる)のうちの一番太い弦、
男弦(うーぢる)
には
『王様』の意味と『平和』の戒め、

中弦(なかぢる)には
『役人』の意味と『平等』の戒め、

一番細い弦の
女弦(みーぢる)
には
『国民』の意味と『自由』の戒め、

となっています。
それらが調和することにより、三線の魅力的な音を奏でていると言われています。









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