観光情報歴史・文化泡盛>泡盛の製造工程

泡盛の製造工程



かつてはその製造が一部の人間だけに限られたという、泡盛。
その魅力的なお酒の製造工程をご紹介します。

● 洗米 / 浸漬
表面に付着しているヌカや細かいゴミを洗い流します。水洗いを十分に行うと、麹の香りが良くなります。
タイ米は硬質である為、次の段階へ進む前に水によく浸しておきます。
● 蒸米
水を切り、蒸します。こうすることで、成分が軟化し、麹を混ぜた時に消化しやすくなります。
● 製麹
黒麹菌を散布し、麹を造ります。温度は平均35℃〜39℃を保ち、約2日間寝かせます。
● 仕込み
出来上がった麹に、酵母と水を混ぜ入れます。
これがもろみとなります。
大体10日〜14日間熟成させます。
● 蒸留
もろみを蒸留します。
発酵が終わる頃、もろみは熟成します。
単式蒸留機に入れ、火熱を加えます。

この時にコクと香りが引き出され、芳醇な泡盛が誕生します。
● 熟成
泡盛は熟成させればさせるほど香り、味が良くなります。
一般家庭で作る場合は甕などで熟成させます。

●豆知識

『お酒の種類』

泡盛は『蒸留酒』と言われるように、お酒は、その原料と製法によって3種類に分けられます。

● 醸造酒
穀物、果物を発酵して造るお酒。
米や麦、芋や葡萄など糖分やデンプンなどの成分を含む原料をアルコール発酵させて造ります。
日本酒(米)、ビール(麦)、ワイン(葡萄)など
 
● 蒸留酒
醸造酒を更に蒸留して造るお酒。
原料を発酵させた発酵液(醸造酒)を沸騰するまで加熱、あるいは減圧して蒸発させ、その蒸気を冷やして再び液体にして造ります。
焼酎(芋・麦・そばの醸造酒を蒸留)、ウイスキー(麦の醸造酒を蒸留)、ブランデー(葡萄の醸造酒を蒸留)など
 
● 混成酒
醸造酒や蒸留酒に薬草や果物、花、香料を混ぜて造るお酒。
リキュール、梅酒など






戻る




このサイトに記載されている文章、画像などの無断転載、配布等を禁じます。
(C)Copyright 2006 IDEA co..,Ltd