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泡盛




沖縄県民のみならず、全国的にもファンが多い泡盛。


沖縄の特産品で有名なお酒と言えば、泡盛。
泡盛は原料にお米を使用しており、分類は米焼酎です。
しかし、実は他の焼酎と製造上で違いがあるのです。

通常の米焼酎は白麹菌を使用して発酵、醸造させますが、泡盛は黒麹菌を使用して発酵、醸造を行うのです。
黒麹にはクエン酸が多く含まれており、雑菌が繁殖しにくく、もろみが腐りにくい特徴があります。高温多湿の沖縄ならではの知恵であったと言えるでしょう。

また、泡盛は原料米としてタイ米を使用している点にも違いがあります。
タイ米は麹菌がよく付き、泡盛の最大の特徴である『コクと旨み』を存分に引き出すことが出来る材料なのです。
また、砕米を利用するなどして、この『コクと旨み』効果をより一層高めています。
泡盛はアルコール度数が高いお酒であると思われがちですが、最近では25、30、35、43度が主流です。
また、泡盛は『焼酎乙類』となり、酒税法で『アルコール度数45度以下であること』というように定められていますので、その度数は45度以下に抑えられているのです。
泡盛は本来、蒸留したてのものは『花酒』と言い、60度以上あります。それを水などで薄め、飲みやすい度数にしているのです。

一般的には、水割りなどで薄める場合も考えて、25度から30度のものが人気です。

また、酒税法では『スピリッツ』という種類になりますが、与那国島には60度のものもあります。







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